【相場情報】 第6回 東急目黒線の中古マンション相場|【住まいのバトン(大和ハウスグループ)】

【相場情報】 第6回 東急目黒線の中古マンション相場

「中古マンション 駅・路線 相場トピックス」の第6回目は、東京都品川区の目黒駅と神奈川県横浜市港北区の日吉駅を結ぶ東急目黒線の相場情報です。

東急目黒線は都営三田線や東京メトロ南北線と相互乗入れを行っているので、いわゆる「超」都心エリアへのアクセスがいいのが利点ですが、3月14日のダイヤ改正で朝のラッシュピーク前の運行本数増発や運転区間の延長などを実施するそうです。これまで以上に利便性が良くなりそうですね。

 

目黒駅から見た目黒通り

目黒駅付近の街並み。写真中央の目黒通りの下を東京メトロ南北線と都営三田線が通っています。


 

全体的に値上がり基調

 

不動産データサービス会社の東京カンテイのサイトにある「首都圏沿線別・駅別の中古マンション価格相場」の2015年2月17日号で東急目黒線が取り上げられています。

それを見ますと、程度の差こそあれ、多摩川駅を除く全ての駅で価格が上昇したという結果になっています。さらに、目黒、武蔵小山、西小山、奥沢、田園調布、武蔵小杉、元住吉は対前年上昇率が二ケタ超えとなっていて、人気の高さをうかがわせています。

 

東急目黒線 駅別中古マンションの平均坪単価 [ 単位:万円 ]

※カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積(平米)

 

 東急目黒線

現 状 価 格 1 年 前 2 年 前
 目黒 266(27.2/67.7)  227(26.2/63.2)  212(27.3/59.0) 
 不動前 234(22.3/43.7)  218(21.9/43.9)  199(22.5/43.5) 
 武蔵小山 253(18.7/39.6)  223(20.6/54.2)  221(19.5/49.6) 
 西小山 235(16.1/39.4)  198(23.9/43.1)  193(21.6/47.8) 
 洗足 222(18.6/57.8)  216(17.2/57.2)  183(21.8/52.1) 
 大岡山 223(25.9/51.0)  221(20.1/46.1)  202(24.4/47.4) 
 奥沢 223(31.8/76.3)  184(35.0/45.2)  176(30.8/55.6) 
 田園調布 219(27.6/71.3)  194(23.8/71.2)  171(24.3/54.8) 
 多摩川 159(40.1/49.1)  164(33.5/63.6)  157(32.5/54.7) 
 新丸子 178(23.6/43.1)  168(21.6/41.9)  172(16.9/43.1) 
 武蔵小杉 252(11.6/69.8)  228(11.1/66.1)  220(10.0/68.8) 
 元住吉 166(19.0/55.9)  148(19.6/57.5)  147(16.7/56.8) 
 日吉 127(23.2/62.2)  116(22.8/64.0)  122(21.3/61.8) 

(株式会社 東京カンテイ調べ)

 

ちなみに、この調査における「現状価格」は2014年9月~2014年11月までの中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を集計して出したものです。

 
 

ストック戸数が多い駅は?

 

全般的に上昇基調となった東急目黒線ですが、居住用マンションのストック戸数が多いのはどの駅でしょうか。東京カンテイのデータによりますと、目黒駅は8,000戸台、不動前と武蔵小山が3,000戸台、西小山から大岡山までは1,000戸前後となっていまして、目黒から遠ざかるにつれ階段状に戸数が減っていきます。奥沢はぐっと減って500戸台、田園調布と多摩川でまた盛り返して1,000戸台……と23区内の駅で見るとこのような分布になっています。なお、この戸数データはバス便の物件を除外していますのでご留意ください。

都心寄りの駅だと高過ぎるから外側に向かって探していこうとすると、かえって物件が見つかりにくいなんてことが起きるかもしれません。マンションはより利便性の高いところを指向しますからね……。これも戸建とマンションの特性の違いと言えるのかも?

 
 

武蔵小山_商店街_2015/3/12

駅前から伸びる長いアーケード。テレビで取り上げられることも多い武蔵小山の商店街。

 


築何年のマンションが多いのか

 

さて、物件を探すときに、マンションの築年数はやはり気になるもの。では東急目黒線沿線の中古マンションはどの年代のものが多いのでしょうか。

同じく東京カンテイのデータで概観すると、駅によって微妙な違いが出ています。例えば目黒は「築11年~15年」と「築16年~20年」が同数程度で「築5年以内」がそれに次ぐ多さ。洗足、大岡山は「築11年~15年」と「築5年以内」が多く、間に挟まれている「築6年~10年」が少なめです。田園調布や多摩川もこのパターン。これに対して武蔵小山は「築6年~10年」・「築11年~15年」・「築16年~20年」が大体同じくらいとなっています。

なお、これはストック戸数の築年数の話であって、売出物件の築年数のことではありません。ご了承ください。

中古マンションを選ぶ際の条件に、「築10年以内」を何となく入れている方も多いかと思います。しかし、気に入ったエリアで築10年以内の売物件が「待てば出てくる」のか、「待っても出てこない」のかわからないというのもよくあること。供給実態というのはなかなか調べにくいですからね。憧れの駅で築浅物件を探しているのだけれども、なかなかいい物件に巡り会えないという悩みをお持ちの方、もしかすると気付かないうちにかなり高いハードルを自らに課しているのかもしれません。

 

大岡山_東京工業大学

幾多の英才が集まる東京工業大学大岡山キャンパスは、区民の憩いの場という側面も持っています。

 

おわりに

 

他の東急路線でも言えることですが、東急目黒線は地下鉄でもないのに地下駅や半地下駅が多いです。これは主に踏切を減らすことで交通渋滞の解消や踏切事故の減少を狙ったものなんだとか。もとあった地上部は緑道公園なんかに再整備されていまして、そのせいというわけでもないのですが、改めて見てみると思ったよりも緑の多いエリアだなという印象を持ちました。

 
 

次回は東急多摩川線を取り上げる予定です。